羽織ったらせっかくのトップスが全部隠れる!お気に入りを生かす重ね着のコツ

今日はお気に入りのブラウスを着よう。
胸元に入った刺繍が素敵で、袖にもさりげなくデザインがある。鏡の前でパンツと合わせて、「やっぱりこのブラウス、好きだな」と思ったのに、外を見ると少し肌寒そう。
そこでカーディガンを一枚羽織ってみると……。
「せっかくのデザイン、ほとんど見えない!」
季節の変わり目には、こんな少し残念なことが起こります。
防寒のためには羽織りが必要。でも、お気に入りのトップスを全部隠してしまうのはもったいない。
そんなときは、羽織りを「トップスを覆うもの」ではなく、「トップスを引き立てるもの」と考えてみましょう。
まず簡単なのが、前を開けて羽織る方法です。
胸元に刺繍やレース、プリントなどがあるトップスなら、カーディガンやジャケットの前を開けることで中央部分のデザインを見せることができます。
無地の羽織りを選べば、むしろ中央から見える柄や刺繍がアクセントになり、お気に入りのトップスがより印象的に見えることもあります。
襟元のデザインも生かしたいポイントです。
フリルやレース、特徴的な襟などがある場合は、羽織りの襟元との重なり方を確認してみましょう。
トップスの襟を少し見せるだけでも、シンプルなカーディガンに華やかさを加えることができます。
反対に、羽織りの首元が詰まっていてトップスのデザインがほとんど見えない場合は、「なんだか普通になった」と感じやすいことも。
試着するときには、羽織り単体だけでなく、普段着るトップスとの首元の相性まで見ておくと安心です。
袖にデザインのあるトップスは、少し工夫が必要です。
ボリューム袖やフリル袖の上から細身のカーディガンを着ると、せっかくのデザインが押さえ込まれたり、腕周りが窮屈になったりすることがあります。
そんなトップスには、袖幅やアームホールに少し余裕のある羽織りを合わせる。
あるいは、気温がそれほど低くない日ならベストタイプの羽織りを取り入れるなど、袖を生かす方法を考えてみてもよいでしょう。
裾のデザインも同じです。
前後差のあるトップスや、裾にレースや切り替えが入った一枚なら、羽織りとの丈の違いを生かすことで重ね着ならではの表情が生まれます。
「羽織りよりトップスの裾が出たら変」と決めつけず、全身のバランスを見ながらレイヤードを楽しんでみてください。
そして、季節の変わり目だからといって、お気に入りのトップスをしまう必要はありません。
夏に一枚で着ていたブラウスへカーディガンを重ねる。
少し肌寒くなったらジャケットに替える。
羽織りを変えることで、一枚のトップスを次の季節まで楽しむことができます。
「寒いから隠れてしまうのは仕方ない」ではなく、「どうすればこのデザインを見せられるかな?」と考えてみる。
お気に入りの刺繍も、花柄も、レースも、襟も。
羽織りの中に少し残してあげるだけで、いつもの重ね着はぐっと自分らしくなります。
季節の変わり目は、おしゃれを隠す季節ではありません。
一枚で着るときとは違う見せ方を楽しめる季節。
お気に入りのトップスと羽織りを組み合わせて、重ねるからこそ生まれるおしゃれを楽しんでみませんか。